新潟日報社の記者が昨年、新潟県議会の庁舎内での取材中、重川隆広県議(75)から暴行され負傷したとして県警に被害届を出していた問題で、新潟地検は23日までに、傷害容疑で書類送検された重川県議を不起訴(起訴猶予)とした。
新潟地検は、暴行罪に当たるものの「犯行態様や情状面を考慮した」とした。
同社によると、30代男性記者が昨年10月9日、議会庁舎の会議室前で耳をそばだてていた際、室内から出てきた県議が「何をしている」と大声を出しながら首を絞めたとして被害届を出した。記者は頸部挫傷で加療約10日間との診断を受けた。
県議は昨年11月、新潟日報社が被害届が受理されたと発表した当時、取材に「首は絞めていない」と主張していた。
同社の大塚清一郎編集局長は、県議の不起訴を受け「記者が受けた行為は間違いのない事実と考えているが、検察庁は捜査を尽くした上で判断したものと受け止めている。いずれにせよ暴力は絶対に容認できない」とコメントした。






