25日、米南部フロリダ州で記者団と話すトランプ米大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は25日、戦闘終結に向けたイランとの協議のため予定していた代表団のパキスタン派遣を取りやめると交流サイト(SNS)で表明した。イランのアラグチ外相は24日からパキスタンを訪問していたが、トランプ氏の派遣中止発表に先立ち出国した。11〜12日以来の米イラン対面協議を目指したパキスタンの仲介努力は不調に終わり、交渉の行き詰まりを露呈した。

 トランプ氏はSNSで、イラン指導部で内紛と混乱が起きているとし、パキスタンを訪れるのは「無駄」だと投稿。成果が望めないとの考えを示した。記者団にイランとは電話で対応できると語り、派遣を取りやめた直後に「優れた新たな提案」があったと主張。主導権は自身にあると強調した。

 米ニュースサイトのアクシオスによると、トランプ氏は派遣中止について攻撃再開を意味するものではないと話した。

 アラグチ氏はパキスタンでシャリフ首相らと会談。X(旧ツイッター)で有意義な訪問だったとし「米国が外交を真剣に考えているかどうかはまだ見極める必要がある」と説明した。