平時の注射剤生産強化と、有事のワクチン製造が可能な“デュアルユース”で社会のニーズに応える
2026年4月27日
ニプロ株式会社
コード番号:8086
ニプロ株式会社(本社:大阪府摂津市、代表取締役社長:山崎 剛司)は、当社の医薬品製造子会社であるニプロファーマ株式会社において、「ニプロファーマ 近江工場 一般注射剤棟(バイアル棟)」(所在地:滋賀県栗東市、以下「本棟」)が2026年4月25日付で竣工しましたことをお知らせいたします。
本棟は、ニプロファーマ 近江工場における第2期棟として建設したもので、経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」において、第一次公募の製剤部門として唯一採択を受けた事業となります。平時においては通常の注射剤製造を行う一方、感染症拡大など有事の際には、3か月で生産体制を整え、国の要請に応じて速やかにワクチン等の製造へ切り替えるデュアルユースが可能な設備を有しております。
本棟建設にあたっては、日本国内における医薬品製造の生産能力向上およびグローバル水準の医薬品製造拠点を目指していたニプロファーマと、グローバルな要求事項に対応できる医薬品製造工場の充実を重視する中外製薬株式会社が協業いたしました。ニプログループにとってはグローバルGMP製造体制の構築、中外製薬株式会社にとっては柔軟かつ多様な製造オプションの確保という、両社の戦略に資する協業として提携合意に至り、契約を締結いたしました。本契約に基づき、設備設計、品質システムの構築および人材育成など多方面において中外製薬株式会社と連携しながら、グローバルに製品を供給できる工場を目指してまいります。
ニプログループはこの協業で得られる品質システムおよび製造技術を基盤に、医療ニーズに応える医薬品を日本から世界へ、世界から日本へ円滑に供給し、国内外の医療の発展に貢献してまいります。
【竣工式における経済産業省 商務・サービス審議官 井上 博雄 様からのコメント】
このたび、ニプロファーマ近江工場 製剤化・充填拠点が無事に竣工を迎えられたことを、心よりお慶び申しあげます。
本棟は、平時には医薬品の安定供給を担い、感染症有事には生産を切り替えることが可能なデュアルユースの製造基盤として、ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業における代表的な取り組みの一つであると考えております。
ニプログループは、原材料・部材の供給から製剤化までを自社で一貫して対応できる体制に加え、注射剤分野で国内最大級の生産能力と技術基盤を備えておられることから、本棟の稼働により、国内における医薬品、ワクチンの安定的な供給体制が一層強化されるとともに、将来の不測の事態に備えた国内製造基盤の確保が一層進むことを期待しております。
(参考)経済産業省「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」の目的
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/bio/vaccine_development/index.html
平時は企業のニーズに応じたバイオ医薬品を製造し、 感染症パンデミック発生時(有事)にはワクチン製造へ切り替えられるデュアルユース設備を有する拠点を整備するとともに、ワクチン製造に不可欠な製剤化・充填設備や、医薬品製造に必要な部素材等の製造設備を有する拠点等の整備を促進することで、有事の際に国内でワクチンを円滑に生産できる能力を確保することを目的とする。
近江工場 一般注射剤棟(バイアル棟)の概要
(1) 名称 ニプロファーマ株式会社 近江工場 一般注射剤棟(バイアル棟)
(2) 所在地 滋賀県栗東市六地蔵145番地
(3) 敷地面積 106,149㎡(抗菌薬注射剤棟エリアも含む)
(4) 延床面積 24,598㎡
(5) 生産品目 医療用医薬品(バイアル製剤)
(6) スケジュール 2026年4月竣工、8月稼働開始予定
(7) 生産能力 年間4,770万本
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