可児市土田の市立土田保育園で3月、市子育て支援課の臨床心理士鬼頭拡美さんが年長園児に語り掛けました。「お母さんのおなかにある卵に、お父さんの持っている種が会いに行って命が生まれるんだよ」。
園児たちの目は、鬼頭さんが持つ男女の生殖器の断面図に注がれています。
「お父さんとお母さん、おうちの人が協力して、おなかの赤ちゃんを大事に育てて、お母さんは痛いけど頑張って赤ちゃんが産むの。そうやって生まれてきたみんなは家族の『たからもの』なんだよ」。そう聞いた園児たちの顔はふわりとほころびました。
小中学生の男子3人を育てる母親ライターが性教育の今を探る企画の第3回。保育園での性教育に「まだ早くない?」と感じた読者もいるでしょう。ただ、家庭内で、学校で、まだその意味もよく分からぬまま、性被害に遭う子どもたちがいるのも事実です。「つらい経験を抱え込む子どもを一人でも減らしたい」という鬼頭さんの活動を通して、幼少期の性教育について考えます。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
◆ほぼ全ての幼・保育園で性教育
可児市では、公立・私立問わず、ほぼ全ての幼・保育園で性教育が行われています。
内容は年2回に分かれ、夏の水遊びが始まる前には...









