絶体絶命からの一撃で試合を決めたのは、左腕トリオを好リードしてきた大垣日大期待の2年生捕手・高田宗敬だった。第73回春季東海地区高校野球岐阜県大会最終日は29日、弘光舎レインボーで決勝を行い、大垣日大が延長十回タイブレークの末、劇的逆転サヨナラの3―2で県岐阜商を破って7年ぶり4度目の優勝を遂げた。3位決定戦は帝京大可児が6―3で岐阜城北に逆転勝ちした。1位の大垣日大と2位の県岐阜商は5月23日から岡崎レッドダイヤモンドほかで開かれる東海大会に出場する。

県岐阜商×大垣日大=タイブレークの延長10回裏大垣日大2死一、二塁、左越えのサヨナラの2点二塁打を放つ高田=弘光舎レインボースタジアム(撮影・坂井萌香)

◆息詰まる投手戦 試合の流れは両チーム間を揺れ動く

 左腕豊吉勝斗が打てない。県岐阜商決勝のマウンドに上がったのは地区大会から36イニング無失点の無双の絶対的エース柴田蒼亮ではなかったが、大垣日大打線は打ちあぐねた。二回に森遼介が値千金の同点ソロを放ったが、七回までそれ以外は4番竹岡大貴の右前打のみ。

 大垣日大高橋正明監督も「ストレートがよかった。それをどんどん狙っていけと指示したが、打ち上げてしまっていた」と、フライアウトの多さが示す豊吉の切れの良さに脱帽する。

 対する大垣日大もダブルエースの一角・谷之口翔琉が...