ニューヨークの国連本部で開かれた、原民喜の「心願の国」のトークイベント=4月29日(共同)

 【ニューヨーク共同】核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれている米ニューヨークの国連本部で29日、被爆作家、原民喜の短編作品「心願の国」の新たな英訳出版を記念したトークイベントが開かれた。反核団体のジャクリーン・カバッソ事務局長は、現代は核保有国間の戦争リスクが高まっており、作品は「重要な意味を持つ警告だ」と訴えた。

 原は広島で被爆した。自らの体験をつづった小説「夏の花」は、最初期に書かれた原爆文学の名作と言われる。1951年に自殺。「心願の国」は原が人生や死について考察した作品で、死後に発表された。