北海道旭川市の旭山動物園の焼却炉に30代の妻の遺体を遺棄した疑いがあるとして、道警が任意で事情を聴いていた市職員で同園勤務の30代の男について、道警が死体損壊容疑で逮捕状を請求したことが30日、捜査関係者への取材で分かった。道警は焼却炉などの捜索で人体の一部のようなものを確認しており、詳しく調べる。

 捜査関係者によると、妻の関係者から「3月下旬ごろから連絡が取れない」と4月に相談があった。男が道警の任意の事情聴取に「妻の遺体を遺棄して燃やした」という趣旨の供述をしたことから、園内の焼却炉などで現場検証を実施。男の自宅も家宅捜索し調べを進めていた。

 男は妻と2人暮らし。妻は以前、知人に「(男から)脅迫を受けている」という趣旨の相談をしていたという。

 市によると、焼却炉は飼育する動物が死んだ後に焼却する施設。

 同園は全国から観光客が訪れる人気の動物園で、2025年度の入園者数は約133万人。冬季営業を終えて休園中で、聴取を受け、夏季営業開始を当初の予定の4月29日から5月1日に先送りした。