アクシオムスペースが開発中の宇宙服を着用し、水中で訓練する飛行士=2025年10月、米テキサス州ヒューストン(NASA提供)

 米宇宙企業アクシオムスペースのジョナサン・サーテイン最高経営責任者(CEO)が14日、東京都内で共同通信などの取材に応じ、同社が開発する民間宇宙ステーションについて「2030年までに4人を常駐させたい。一翼を日本の飛行士に担ってほしい」と日本人による滞在、利用への期待を語った。今年7月には日本法人を設立し、飛行士として活躍した若田光一さんが代表を務めると明らかにした。

 日米欧などが運用する国際宇宙ステーション(ISS)は老朽化のため30年に役目を終え、米航空宇宙局(NASA)は民間ステーションに引き継がせる考え。アクシオムを含む複数社が建設構想を表明している。

 サーテイン氏によると、同社の「アクシオムステーション」の建設は段階的に行う。28年に最初の設備を打ち上げ、ISSに接続。その後、設備を追加した上で離脱し、独立して運用する。

 同社は三井物産と資本提携しているほか、日本政府も民間ステーションの利用方法を検討中。若田さんは「日米協力の象徴である有人宇宙活動、地球低軌道の利用に貢献したい」と語った。