高知県庁

 高知県は27日、同県四万十市の障害者支援施設「レジデンスわかふじ」で、利用者にシャワー室で裸のまま食事をさせ、長時間放置し死亡させた虐待があったとして、3カ月間新規利用者受け入れ停止の行政処分をしたと発表した。

 施設側は「誠に遺憾。施設に対する信頼を損ね心よりおわびする。反省し、改善に努めていく」とコメントした。

 県によると、利用者は1月9日、シャワー浴時に必要な見守り支援を受けず、長時間放置されている間に死亡した。死因は把握していないとしている。翌10日に施設長が県に報告し発覚した。

 四万十市は障害者虐待防止法に基づき施設職員への聞き取りなどを実施し、身体的、性的、心理的虐待や放棄・放置といった4種類の虐待を認定し県に報告。県は報告を受け監査を実施していた。県は「常習性はない」としている。

 県は運営する社会福祉法人「一条協会」に対し、再発防止に向けた改善報告の提出を求める。

 県は3月に虐待と利用者死亡について公表したが、施設名や詳細は個人特定の恐れを理由に明らかにしていなかった。