山形県の吉村美栄子知事は27日の定例記者会見で、県内でのクマによる死亡事案発生を踏まえ「特別警報を新たに設けることを検討している」と明らかにした。これまでは「クマ出没注意報」と「警報」の2段階だったが、より強い基準とし、リスクの高い山菜採りの自粛呼びかけなどを想定しているという。

 同県酒田市では今月、山菜採りで入山した70代男性がクマに襲われ死亡し、県内では1988年以来の死亡事案となった。

 吉村知事は「死亡事案は大きなショックだった。より警戒を強めるための検討で、県民の命が一番大事だ」と説明。山菜の販売や加工を生業とする人については「そこまで禁止するものではない」とした。