クマが街中に出没し、人の被害が各地で相次いでいる。クマの生態に詳しい岐阜大の淺野玄准教授(野生動物医学)に習性や出没傾向を一から聞き、取り巻く環境に何が起きているのかを解説してもらった。
【クマを知る 識者インタビュー】
(1)数年に1度大量出没 ドングリ凶作、餌求め人里に
(2)高い学習能力 食べ物に固執、成功体験重ね人里に出没
(3)餌は植物中心、肉食化進行は分からず 人襲う個体ごく一部
(1)数年に1度大量出没 ドングリ凶作、餌求め人里に
(2)高い学習能力 食べ物に固執、成功体験重ね人里に出没
(3)餌は植物中心、肉食化進行は分からず 人襲う個体ごく一部
-今年の春、県内で目撃情報が多かったが、出没が増えているのか。
「今年は昨年の同期間と比べると約2倍の200件ほどの情報がある。冬眠しないクマがいたのではと尋ねられることもあるが、県内では多分いないだろう。同じ個体が同じ地域に何回も出れば、目撃情報としてカウントされる。東北などでクマのニュースがあって、岐阜の人も注視して情報を上げていただいているのだろう」
-山でシカやイノシシが増えすぎて、春にクマの餌となる新芽を食べてしまったため、クマが里に下りてきたのではないか。
「そういうことはない。...









