まち美化キャンペーンの一環として「アレチウリ一掃作戦2026」を八木崎公園で実施
富士河口湖町(山梨県南都留郡、町長:渡辺英之)では、2026年5月24日から6月30日までの期間を「まち美化キャンペーン」として展開しています。この取り組みの一環として、6月14日(日)、八木崎公園のビオトープおよびヨシ原周辺にて「アレチウリ一掃作戦2026」を実施いたしました。
当日は地元企業、教育機関、環境保護団体など多くのプレイヤーが集結し、合計29.5 kgのアレチウリをすべて手作業によって抜き取りました。
現在、町ではこの美しい景観と貴重な生態系を永続的に維持していくため、ガバメントクラウドファンディング(GCF)に挑戦しています。
■ 河口湖の「いのちのゆりかご」に迫る侵略的外来種の脅威
河口湖の湖畔に広がるヨシ原は、魚類や水生昆虫、鳥類など、数多くの生きものが集い、産卵や子育てを行う重要な空間であり、まさに「いのちのゆりかご」としての機能を果たしています。
現在、八木崎公園のヨシ原では、初夏の鳥である「オオヨシキリ」が巣を作り、大切な卵を育てる貴重な光景が見られます。
しかし近年、強い繁殖力を持つ特定外来生物「アレチウリ」が繁茂し、ヨシを覆い尽くす事態が発生しています。アレチウリが広がることで、ヨシ原本来の生態系保全機能が失われ、野鳥をはじめとする生きものたちの生息地が脅かされる深刻な影響が生じています。
■ 6月防除の重要性と、まち美化キャンペーンが繋いだ産学官民の輪
アレチウリ対策において最も効果的なのは、まだ株が小さく、花が咲いて種子(タネ)が形成される前の「6月」の段階で防除することです。成長して他の植物を覆い尽くす前に抜き取ることで、将来的な大発生を未未然に防ぐことができます。
当日は、野鳥の生態やヨシ原の環境を傷つけないよう、すべて手作業による丁寧な抜き取りを行いました。今回は、町の「まち美化キャンペーン」の呼びかけに対し、多くの企業、学校、ボランティアが参画。さらに環境省や専門研究所などの行政・学術機関が運営協力としてバックアップし、まさに「産学官民」が一丸となった防除活動が実現しました。
初夏の曇り空の下、参加者全員の地道な努力により、計29.5 kgのアレチウリを無事に防除いたしました。
■ 参加・協力企業および団体一覧(順不同)
参加企業・団体
・株式会社大森工務所
・株式会社フジミ
・学校法人健康科学大学
・認定NPO法人日本釣り環境保全連盟
・総合学園ヒューマンアカデミーフィッシングカレッジ富士河口湖校
運営・協力機関
・アレチウリ一掃作戦実行委員会(山梨県立富士山科学研究所、富士山レンジャー、認定特定非営利活動法人富士山クラブ)
・環境省富士五湖管理官事務所
■ 今後の課題と展望:未来へ繋ぐガバメントクラウドファンディングの実施
富士河口湖町では、2012年からボランティアや認定NPO法人、各専門機関とともに10年以上にわたり本活動を継続してきました。
しかし、外来種の極めて侵略的な性質により、必要となる作業量は年々増加の一途をたどっています。広大なヨシ原での安全対策や効率的な防除体制の維持など、有志のボランティア活動の枠組みだけでは解決が難しい課題も顕在化してきました。
この活動は一過性のものではなく、「継続していくこと」こそが自然を守る唯一の方法です。そこで富士河口湖町では、この地道な環境防除活動を安定して継続し、次世代へ美しい河口湖を引き継ぐため、現在ふるさと納税制度を活用した「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」に挑戦しています。皆さまからの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
■ ガバメントクラウドファンディング(GCF)概要
プロジェクト名: 特定外来生物の脅威×河口湖のヨシ原|「いのちのゆりかご」を覆い尽くすアレチウリから、水辺の生態系を守り抜きたい!
寄付金の使途:特定外来生物および侵略性の高い野生生物の防除活動、作業用具や資材の整備、安全対策用品の確保、環境保全の普及啓発活動












