生まれつき子宮がないか、病気などで摘出したために妊娠や出産ができない女性への子宮移植を検討する藤田医大(愛知県豊明市)のワーキンググループが22日、初会合を開いた。国内初となる臨床研究の実施に向け、関係する診療科や部署が参加。責任者を務める産婦人科の木須伊織教授が背景や意義を説明した。
子宮移植では、第三者から提供を受けた上で、凍結保存してあったパートナーとの受精卵を子宮に入れ、出産を試みる。命に関わらない子宮欠損のために本人や提供者が手術のリスクを負うなど倫理的な課題もある。
日本医学会の検討委員会は2021年、少数例に限った臨床研究として子宮移植の実施を容認する報告書をまとめた。木須教授の前任校である慶応大では25年、研究審査委員会が臨床研究の計画を承認したが、実施には至っていない。
海外ではスウェーデンや米国などで先行例がある。国際子宮移植学会が00〜24年に24の医療機関で実施された91件の移植を分析したところ、妊婦36人が計44人の子どもを出産していた。








