エッフェル塔に近いトロカデロ広場の噴水で涼を取る人たち=22日、パリ(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランスに異例の強力な熱波が到来し、南西部ボルドーで22日、41・9度を記録した。23日にはさらに高温になる恐れがあるとして、熱波の危険度を示す四つの警戒レベルのうち最も高い「赤色警報」が全国54県に発令された。人口の過半数に当たる約3900万人が対象となる。フランスメディアが伝えた。

 赤色警報は住民に深刻な健康被害をもたらし、干ばつの発生などが懸念される「極度の熱波」を示す。フランスでは日本などと比べてエアコンの普及率が低い。気象予報士らは、2003年に全国で約1万5千人が死亡した歴史的な熱波と同等の被害が出る恐れがあると警告している。

 熱波はサハラ砂漠から北上した熱気によるものとされ、スペインやポルトガルなどにも広がっている。