ツバメの巣(左上)の前で、直井清正さんから感謝状を受け取る瀬上典子さん(左)=高山市上宝町、ヤマザキYショップ上宝店
巣から顔を出すツバメ=同

 日本野鳥の会は、ツバメの巣を守るため尽力したとして、コンビニの「ヤマザキYショップ上宝店」(高山市上宝町)に感謝状を贈った。同会岐阜副代表の直井清正さんらが店を訪れ、従業員の瀬上典子さんに感謝状を手渡した。

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 同会によると、現代の家屋はツバメが巣を作りにくく、衛生面を理由に巣が落とされることもあり、子育てできる環境が少なくなっているという。同会はツバメと人との共存を願い、巣や生息環境を守っている団体に感謝状を贈っている。本年度は全国で29件が選ばれ、県内は同店の1件のみだった。

 同店では数年前から入り口そばの防犯カメラの上にツバメが営巣していたが、カラスに落とされたことがあるという。瀬上さんが2024年からカップ麺の容器や籠をカメラに固定し、周囲にネットを張ったところ、カラスが近づけずツバメは容器の中で営巣し子育てができるようになった。同年と昨年には各9羽、今年もすでに5羽が巣立ち、現在も卵がある。

 瀬上さんは「特別なことはしていない。ただ生き物は好き。ひなはかわいいし、親鳥もけなげ。今後も守っていきたい」と意欲を見せた。直井さんは「公共施設でもネットに絡まってツバメが死ぬことがあるので周知していきたい」と語った。

(田島豪人)