レクリエーションに注力(特別養護老人ホーム燦燦 岐阜市)

 岐阜市の特別養護老人ホーム燦燦が最近力を入れていることはレクリエーションです。内容は各ユニットで自由に決めることができるため、介護職員はコミュニケーションや表情からそれぞれの「やりたい」を探って思いをかなえています。

 介護職員の岩川さんは、以前は名古屋市内のショートステイで働いており、2年ほど前に燦燦に入職しました。岩川さんは「これまでのショートステイとは業態の違いもあって一概には比較できませんが、燦燦はレクリエーションへの思いの強さを感じています。『やってみよう』と力になってくださる職員が多く、皆さんのやってみたいこと、私が『これをやったら喜んでもらえるかな』と思ったことを実現させることができ、やりがいに感じています」と話します。

食事系のレクリエーションを望む声を受け、ツルの造花やハンガーを利用したイチゴ狩りを実施
レクリエーションの一環で、おやつのホットケーキをそれぞれが一枚一枚丁寧に焼くことも

 岩川さんのユニットで人気が高いのは食事系のレクリエーションだと言います。そこで岩川さんはSNSからヒントを得て、4月には施設でのイチゴ狩りを企画。量販店でツルの造花を購入して洗濯物干しのハンガーに巻き付け、洗濯ばさみに本物のイチゴを吊るして摘み取ってもらうというスタイルで実施しました。すると「本当にイチゴ狩りに来ているみたい」「またやりたい」などの声が次々と上がりました。

 他にもそれぞれがホットケーキやお好み焼きを焼いたり、おでんの鍋を囲んで味わったりとさまざまです。施設で生活するようになると、調理の機会がほとんどなくなってしまうため、混ぜたり焼いたりすることは能力の維持にとっても大切なことです。

 岩川さんは「ここで一つでも多く『楽しかった』という思い出を作っていただきたいです。内容を考えるにあたり、自己満足にならないよう、さまざまな声を取り入れながらこれからもいろいろなレクリエーションに取り組んでいきたい」と話しています。