吉田和弘学長(右端)に受賞を報告した木下幸治准教授(左から2人目)と木村友亮助教(同3人目)=岐阜市柳戸、岐阜大

 優れた研究成果を修めたとして、岐阜大(岐阜市柳戸)工学部社会基盤工学科の木下幸治准教授(42)と、電気電子・情報工学科の木村友亮助教(38)が、それぞれ本年度の科学技術分野の文部科学大臣表彰を受けた。

 木下准教授は、劣化した鋼橋で問題となる腐食と亀裂の発生を効率よく同時に防止する技術を開発し、科学技術賞(技術部門)を受けた。木村助教は、惑星の内部構造を調査する新たな手法を考案し、若手科学者賞を受賞した。

 岐阜大で受賞報告会があり、木下准教授は、共同研究者のヤマダインフラテクノス(愛知県東海市)の山田博文社長(59)らと研究の概要を説明。「10年共に研究を続けてきた。研究力を増進し、開発した技術を世界に広めたい」と意気込みを示した。木村助教は「挑戦的な姿勢を崩さず、今回の発見を産業分野へ応用する研究を続けていく」と意欲を述べた。

 科学技術分野の文部科学大臣表彰は、文科省が研究者らの意欲向上などを目的に毎年春に実施。本年度は四つの賞に計801人が選ばれた。吉田和弘学長は「岐阜大が日本一の地域中核大学を目指す上で受賞は大変意義があり、誇りに思う」とたたえた。