空想図鑑のイラストを見比べる学生ら=岐阜市日ノ出町、ひとひとの会事務所

 JR岐阜駅前の黄金の織田信長像は、ダイオウイカと同じぐらいの大きさ―。岐阜大の学生と、岐阜市の柳ケ瀬商店街を拠点に活動するまちづくり団体「ひとひとの会」が、岐阜の名所と世界各地の有名な建物や生き物の大きさを比べるユニークなスマートフォン図鑑「空想図鑑in岐阜」を制作している。楽しく学びながら地元への愛着を深めてもらおうと、来年度までに小中学校のタブレット端末の教材として配布する考えだ。

 

 図鑑制作に取り組むのは、応用生物科学部2年の柳田千穂さん(20)、地域科学部1年の山之内大悠さん(18)と林昂輝さん(18)の3人。岐阜大のゲスト講師を務めるひとひとの会の佐藤徳昭代表(52)、ご当地タレントのやながせゆっこさん(29)が指導する。

 図鑑では、高さ11メートルある黄金の織田信長像と一緒に、同じ程度の大きさである鎌倉大仏やダイオウイカなどのイラストを掲載。市町村で日本一広い高山市(約2177平方キロ)と、ほぼ同じ香川県や東京都を比較するコーナーもある。イラストを担当した柳田さんは「得意の絵を生かすことができた。スマホでできるまちおこしにつなげたい」と胸を張る。

 ひとひとの会は、2015年から長良川球場(約2万5千平方メートル)や金華山(標高329メートル)を引き合いに、「東京ディズニーランドの広さは長良川球場約20個分」などと、大きさを岐阜の名所で例える「岐阜単位」をラジオ番組などで提唱してきた。佐藤代表は「新たなスマートフォン図鑑を片手に、親子でまちを歩く時の楽しみにしてほしい」と話している。