内視鏡の部品や試作品の製造を委託した事業者に、金型などを無償で保管させたのは下請法違反に当たるとして、公正取引委員会は21日、東京の医療機器メーカー大手HOYA(ホーヤ)に再発防止を求め勧告した。試作品の金型について違反を認定するのは初めて。
発注が長期間見込めないにもかかわらず、製造用の金型を無償保管させる行為は、同法が禁じる「不当な経済上の利益の提供要請」に当たる。公取委は、試作品が量産に至らない場合などは、保管費用の支払いや回収が必要と判断した。
公取委によると、HOYAは内視鏡の部品製造のため、委託先32社に貸与した金型など計643個を巡り、2024年7月〜26年4月、無償で保管させた。
金型は大きなもので1個当たり500キロ超で、外部の倉庫を借りて保管していた業者もあった。






