2024年4月に栃木県那須町で夫婦の焼損遺体が見つかった事件で、指示役として殺人や死体遺棄・損壊の罪に問われた佐々木光被告(30)は21日までに、懲役30年とした一審東京地裁判決を不服として控訴した。6日付。仲介役として同罪に問われた平山綾拳被告(27)は控訴せず、懲役30年の一審判決が確定。求刑はいずれも無期懲役で、起訴された7人のうち最初の判決だった。

 事件では、東京・上野で飲食店を営む会社役員宝島龍太郎さん=当時(55)=と妻幸子さん=同(56)=が死亡。夫婦の長女(33)や、長女と内縁関係だった関根誠端被告(34)らが殺人罪などで起訴された。

 検察側は公判で、関根被告から夫婦の殺害を依頼された佐々木被告が平山被告に指示し、平山被告は実行役に内容を伝えたと主張していた。

 判決によると、共謀して24年4月15〜16日、東京都台東区から移動中の車内で夫婦に睡眠薬入りのコーヒーを飲ませ、品川区の空き家ガレージで電気コードを使い首を絞め、幸子さんの頭をハンマーで殴り2人を殺害した。