円とドルの紙幣(ロイター=共同)

 23日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=163円42銭を付けた。1986年11月以来、約39年8カ月ぶりの円安ドル高水準。米国とイランの軍事衝突が激化するとの懸念から、基軸通貨ドルに「有事の買い」の動きが出た。原油価格が高止まりし、日本の貿易赤字が拡大するとの見方も円売りを促した。

 片山さつき財務相はこの日午前、円安進行に関し「必要があれば果断に行動する」と記者団に述べた。円買いドル売りの市場介入に踏み切る可能性を改めて示唆したが、外為ブローカーは「発言内容に目新しさがなく、市場では介入まで距離があると受け止められた」と指摘した。