気象庁のデータを基に、23日午後2時時点の風向きと気温の関係を表した地図。赤色が濃いほど気温が高い(吉野純教授提供)
西からの風が熱を運んで気温が上昇するといった酷暑の要因を解説する吉野純教授=24日午後、岐阜市柳戸、岐阜大

 とうとう4日連続で最高気温が40度以上となる酷暑日を観測した岐阜県内。どうしてこんなに暑いのか-。岐阜大応用気象研究センター長の吉野純教授に尋ねると、高気圧の上に別の高気圧が重なる「2階建て高気圧」、山を越えた熱風が吹き下ろす「フェーン現象」、熱くなった空気を運ぶ西から東への風、強い日差しで熱くなった地面が要因として挙げられた。「上空と地上の、いわば“両面グリル”のような状態だった」。美濃市で全国2位となる最高気温40・8度を記録した23日を例に、県内で酷暑が生じるメカニズムをたどった。

◆2階建て高気圧

 高気圧に覆われ、24日も危険な暑さとなった日本列島。東海地方の暑さがとりわけ厳しいが、酷暑はさまざまな要因が重なって生じている。まずは上空。...