長らく親しまれた社名を大胆に変える老舗企業が増えている。持ち株会社化などで旧社名をほぼ残したり、知名度の高い自社ブランドに社名を寄せたりする例は多いが、最近は消費者になじみのない新社名が目立つ。「強い事業を世間に訴える」(大手証券アナリスト)ほか、水産大手「Umios(ウミオス)」のように挑戦への思いや企業理念を造語に込める“攻め”の姿勢もある。
Umiosはともに創業100年を超えるマルハグループ本社とニチロが合併したマルハニチロが前身で、今年3月に誕生した。海(Umi)や解決(solutions)などの頭文字を組み合わせた造語で「海を起点に天然資源の枯渇や生活様式の多様化といった課題解決に挑む」との決意を表した。
企業理念などの造語タイプでは、2023年に日立金属が「プロテリアル」、昭和電工は「レゾナック・ホールディングス」に衣替えした。
東京商工リサーチの調査では、25年度に社名変更した企業数は前年度比7・5%増の1万9656社。調査を始めた22年度以降で最多だった。









