國土典宏理事長

 国立健康危機管理研究機構は18日までに、国立国際医療センター(東京)を受診した患者から、同意を取得せずに研究目的の採血をしていたと発表した。2014年から約10年間で37件あり、うち17件は事後に文書で同意を取得したが、20件は本人の意向を確認して廃棄した。25年にも1回分しか同意していない患者から2回目の採血をした事例が1件あった。

 機構によると、問題があったのは血液などの検体と診療情報を集積し、医学研究に活用する「バイオバンク」事業。同意取得前に採取した血液はバンク内で保管しており、実際の研究利用はなかったという。

 文書で同意取得後に採血することを、一部の医師が十分認識していなかった。國土典宏理事長は「再発防止に取り組み、信頼回復に努める」とコメントした。