理系人材育成を強化するため、首都圏と関西地方の大規模私立大11校が、理系学部の新設・定員増を含む拡充や、文理融合教育の導入を検討していることが21日、文部科学省の調査で分かった。文系学部の定員削減も調整している。半導体や人工知能(AI)など、成長分野を担う人材育成につなげる狙いだ。
文科省は昨年、「成長分野転換基金」を活用し、文系学部の理系転換などに取り組む大規模私大に対し、1校当たり最大40億円を支援する制度を創設した。これまでに早稲田大、慶応大、上智大、学習院大、明治大、青山学院大、中央大、法政大、関西学院大、関西大、立命館大が活用の意向を示しているという。
早稲田大は4月、商学部の入学定員を50人減らし900人から850人にすると公表。立命館大は2028年度から生命科学部の入学定員を65人増員する。
経済産業省は、40年に大卒・院卒の理系人材が約124万人不足すると試算しており、政府は今年7月に閣議決定した「骨太の方針」でも、大学の理系人材育成強化と文系縮小を明記した。







