【サンパウロ共同】ペルーのケイコ・フジモリ大統領が就任して28日で1カ月となった。国内を飛び回って治安や災害の対策に専念し、国民に奉仕する姿をアピール。支持率は堅調だ。11月の日本訪問に向け調整を進めており、今後は外交も本格化しそうだ。
フジモリ氏は7月28日の就任演説で、優先課題としてペルー沖で2年ぶりに発生した「エルニーニョ現象」への対応を挙げた。海面水温の高い状態が続き、豪雨災害のほか農業、漁業への影響が懸念されている。160億ソル(約7600億円)の経済損失につながるとの予測もある。
今月17日には洪水の被害が出た首都リマ郊外を視察し、下水道の改善などを約束した。4日後には土砂崩れで通行止めになった南部アティコの主要道を視察するなど、各地に足を運んでいる。
選挙の主要争点となった治安対策では街頭への軍の配備を指示。地元ラジオ局の記者は「外交を優先して野党や国民から批判を受けないよう、今は国内を優先している。堅実な姿勢を貫いておりいい印象だ」とみる。





