「日経平均株価」は、日本経済新聞社が東証プライム市場に上場する企業から業種バランスを考慮して選定した225社で構成された株価指数です。
 なぜ、200社、300社というキリのいい数ではなかったのか、その理由は戦後しばらくのことなので、よく分からないのだそうです。
 「株価平均型」の指数なので、1株あたりの株価が高い銘柄(値がさ株)の値動きの影響が大きい、という特徴があります。

 もう一つ、日本を代表する株価指数に「TOPIX」(東証株価指数)があります。
 こちらもニュースなどおなじみかと思いますが、日本取引所グループが算出する「時価総額加重型」の指数で、1968年1月4日の全上場銘柄の時価総額を100として、どれくらい増減したかを表しているため、時価総額(=株価×発行済み株式数)が大きい銘柄の値動きの影響が大きい、という特徴があります。

 日経平均の方が20年以上も歴史が長く、なじみが深いのですが、例えば投資信託の運用成績と比較するベンチマーク(目安)にするなど、実務上では「TOPIX」に軍配が挙がります。
 ただ、世間一般的には「日経平均株価」の方が圧倒的な認知度で、また使い勝手も心情的にもこちらなので、「かくしか」もそうさせていただいています。

 その指数について、ざっくり言ってしまうと、水槽の中の水で例えると、「日経平均株価」が水位で「TOPIX」が水かさに相当します。
 ですので、同じ日の両指数の騰落率に、その相場つきによって結構、差異が生じることがあるのです。

◆上がったのか、下がったのか
 今年前半(1〜6月)で、両指数の差が大きかった日を3日ほど挙げてみましょう。
 上にも下にも大きな変動があった日の乖離をみてみると。

 3月9日と5月7日、いずれも値下がり幅、値上がり幅が最も大きかった日の騰落率ですが、その差もさることながら、「日経平均株価」の方が上下ともにブレ幅が大きいことにご注目ください。

 そして4月28日、この日はそれなりの上下があった日だったにも関わらず、...