スイス・ジュネーブを訪問する「高校生平和大使」の出発式=30日午前、羽田空港

 核兵器廃絶を訴える署名を国連欧州本部に届けるため、スイス・ジュネーブを訪問する「高校生平和大使」の出発式が30日、羽田空港で開かれた。あいさつした岩手県立盛岡第三高2年下瀬明葉さん(17)は「全国で署名を集めて広島や長崎で学んだ経験を生かし、堂々とスピーチしてきたい」と決意を述べた。

 曽祖母が広島で原爆投下直後の「黒い雨」に遭った小林聖心女子学院高(兵庫)2年二森美和さん(17)は、取材に「生前は被爆者に認定されなかった。今も被害に苦しみ認定を求める人の存在を伝えたい」と語った。

 今年は19都道府県の22人が選ばれた。9月1日、国連軍縮部で署名を提出し、軍縮会議も傍聴。帰国後の5日、都内で報告会を開く予定だ。