2階の和室。普段は高校生が自習や談話のスペースとして利用する=関市本町
1月にオープンした市有施設。フリースペースとして一般開放している=関市本町
1階の茶室から見える中庭=関市本町

◆古民家あいせき(岐阜県関市)

 岐阜県関市中心部の本町通り商店街の一角で1月にオープンした市有施設。歴史のある古民家を改装し、誰でも気軽に利用できるフリースペースとして整備した。多世代の交流場所や観光客らの立ち寄り施設として市が一般開放している。

 建物は、1887(明治20)年建築の木造瓦葺(かわらぶ)き2階建てで、延べ床面積約200平方メートル。関市に本店のある関信用金庫の前身の有限責任関信用購買組合が事務所として使い、関信金発祥の地としても知られる。近年は「古民家山麓」の名称で、ギャラリースペースとして使われていた。

 所有者が2020年2月、にぎわい創出に活用してほしいと市に土地と建物を寄贈。市は若い世代などを中心部に呼び込むための施設として改修した。

 1階には事務所を置き、イベントスペースとしても活用できる土間や茶室を備える。2階には和室などが4室あり、会議スペースはプロジェクターを完備する。リモートワークにも対応できるよう建物内にはWi-Fi(ワイファイ)環境を整備した。

 施設の利用は原則無料。飲食の持ち込みも可能で、平日の夕方や週末には高校生が自習スペースとして活用する。3月からは壁面のギャラリー利用も始まった。使用料を払えば、部屋の貸し切りもできる。

 愛称の「あいせき」には、関市を愛するという意味のほか、出会い、向かい合うといった思いが込められている。市担当者は「若い世代を中心に多くの人が利用し、まちづくりや中心市街地の活性化に関心を持ってほしい」と話す。

【案内】 古民家あいせき 住所=関市本町7の13。交通=長良川鉄道関駅から徒歩7分。入館=無料。開館時間=午前9時~午後9時。休館=月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始。問い合わせ=電話0575(36)4048。