【ワシントン共同】カナダ政府は8日未明(日本時間8日午後)、米国から輸入する鉄鋼や乳製品、農機など一部品目に15〜50%の関税を発動した。米国がカナダの一部品目に50%の関税を導入したことを受け、同規模の関税で対抗。トランプ米政権は、カナダから輸入する自動車への関税を来年1月に50%に引き上げるとも表明しており、対立が深まっている。
カナダ政府は8月、米国と同規模の200億ドル(約3兆円)相当の輸入品を対象に、関税を強化すると発表した。米国からカナダへのモノの輸出総額の約6%に当たる。鉄鋼やアルミニウムへの関税は50%に引き上げ、チーズなどの乳製品は25%を適用するとした。その後、自国経済への悪影響を軽減するため、魚介類を対象から除外した。
両国は経済的な結びつきが強い。米商務省によると、昨年のカナダに対するモノの輸出額は欧州連合(EU)、メキシコに次いで3番目に多かった。両国経済に打撃となる貿易摩擦は、11月の米国の中間選挙で激戦となっている州の与党共和党候補に逆風となっている。




