秋雨前線の影響で8日から大雨が続く岐阜県内は9日も大雨となった。下呂市の飛騨川では氾濫危険水位を超え、同市と加茂郡白川町の計1万3058人に避難指示が出た。岐阜地方気象台は、降り続いた雨の影響で地盤が緩んでいるとして、引き続き土砂災害への警戒を呼びかけている。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」気象台によると、降り始め(6日午後3時)から9日午後4時までの雨量は下呂市宮地261ミリ、多治見市239・5ミリ、下呂市金山町222ミリ、美濃加茂市201・5ミリ、岐阜市194ミリなど。10日午後6時までの24時間降水量は多い所で80ミリを予想する。
8日に土砂崩れがあった土岐市の国道21号は応急復旧工事を終え、通行止めを解除した。県によると、この大雨で、多治見市内の住宅3棟で雨漏りや土砂流入などの被害が発生。岐阜市の岐阜清流中学校では床下浸水があったほか、多治見市の高齢者施設1件で床上浸水があった。笠原川(多治見市)と小坂川(下呂市)、矢戸川(可児市)では護岸の損傷が確認された。
また小学校58校、公立と私立の中学校36校、義務教育学校1校、公立と私立の高校26校、特別支援学校3校が臨時休校した。
JR東海によると、中央線の土岐市-高蔵寺(愛知県春日井市)間の運行を終日見合わせた。高山線や長良川鉄道でも一部区間で運転を見合わせた。
東海環状自動車道では内回りの可児御嵩インターチェンジ(IC)-土岐ジャンクション(JCT)間などが土砂災害のため、通行止めとなった。
◆土砂災害に厳重な警戒
活発な前線や低気圧の影響で、10日にかけて東日本を中心に非常に激しい雨が降る地域があるとして、気象庁は9日、引き続き土砂災害に厳重な警戒を呼びかけた。記録的大雨に見舞われた東海などでは、地盤が緩んでいる地域や、増水している河川があり、少雨でも災害リスクが高まる恐れがある。
気象庁によると、前線が西日本の太平洋側から東日本を通って東に延びている。また、前線上の低気圧は、東寄りに進む。前線や低気圧に暖かく湿った空気が流れ込み、活動が活発になり、大気の状態が非常に不安定となっている。
低気圧は10日朝に日本の東まで進み、前線は西-東日本の南の海上に南下する見込みだ。気象庁は落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要として、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、身の安全を確保するよう呼びかけた。










