沖縄民踊を踊って交流する沖縄出身者ら=15日午後3時10分、岐阜市神室町、神室町商店heat

 沖縄が日本に復帰して丸50年となった15日、岐阜県内でも、県内在住の沖縄出身者や沖縄ファンが沖縄料理店に集まるなどして交流。古里の沖縄民踊を踊りながら本土復帰後の沖縄の歩みに思いをはせた。

 県内には、1972年5月15日の本土復帰前にパスポートを持って来岐した沖縄出身者も多く、岐阜沖縄県人会には年配者を中心に約200人が名を連ねている。岐阜女子大など、県内の大学には沖縄出身の学生が多い。アイスクリーム店やステーキ店など沖縄発の店舗も進出している。

 この日は、岐阜市・柳ケ瀬商店街の沖縄居酒屋「神室町商店heat」で、沖縄三味線の「三線(さんしん)」を奏でる音楽ライブがあり、沖縄出身者らが沖縄そばを食べたり、民踊を踊ったりして交流した。

 参加した同県人会の大城豊次会長(76)=岐阜市=は、米軍基地が沖縄に集中している課題を指摘し「本土との心理的な距離は近くなったが、まだ道半ば」と強調。同県人会・琉球舞踊サークル長の勝村洋子さん(73)=瑞穂市=は、次の50年に向けて「若い人たちにしっかりと歴史を伝えていく。さらに一歩前に進んでほしい」と願った。

 沖縄ファンの男性(73)=岐阜市=は「安全保障に関わる米軍基地の問題は沖縄だけでなく、国全体で。岐阜県もひとごとではない」と話した。