10月7日に開館する佐藤春夫記念館=17日午後、和歌山県新宮市

 和歌山県新宮市出身の作家佐藤春夫(1892〜1964年)の愛用品などを展示する市立佐藤春夫記念館が老朽化のため移転リニューアルオープンするのに先立ち17日、市は報道陣向けの内覧会を開いた。10月7日に開館する。

 記念館は佐藤が住んでいた東京都文京区の邸宅を新宮市の熊野速玉大社境内に移築し、1989年にオープン。老朽化が進み寄贈品の収蔵庫も手狭になっていたため、市は佐藤の小説「わんぱく時代」の舞台となった市内の地区への移転を決め、2024年から工事を進めていた。

 楠本秀一館長(77)は「門弟3千人とも言われ、多彩な才能を発揮した佐藤春夫の足跡をぜひ見てほしい」と話した。