中国甘粛省蘭州市の名物麺料理「蘭州牛肉麺」を世界に広めようと、地元の著名店「金味徳」の創業者が職人の育成に力を入れている。2007年に学校を開設し、多くの人材を輩出。近年若者の就職難が社会問題となる中、高学歴の若者が学んで海外で料理人として活躍するケースが増えるなど、雇用創出にもつながっている。
「牛肉麺の世界進出はここから始まった。今では世界60カ国以上に2500を超える店がある」。蘭州市内にある牛肉麺の職人学校で金味徳の梁順倹会長は強調した。昔は貧困から抜け出そうとする農村出身の職人が多かったが、今は語学に堪能な大学卒業生が技術を学び、海外で働いていると説明した。就職できなければ学費を無料にするなどの優遇措置もある。
人工知能(AI)搭載のロボットに職人の仕事が奪われるとの懸念の声もあるが、梁会長は、麺を長く細く引っ張る蘭州牛肉麺特有の技は、まねできないと胸を張り「職人の技は大きな可能性を秘めている」と訴えた。(蘭州共同)






