暁星高(東京)1年の男子生徒が昨年7月、語学研修で訪れたフランスの海水浴場で溺死する事故があり、運営する学校法人暁星学園が5日までに、第三者委員会による詳細調査報告書を公表した。報告書は引率教員の認識の甘さや、学園全体の危機管理意識の不足を指摘した。
公表は3日付。報告書によると、当時の海水浴場は秒速7メートルの風が吹き、波の高さは0・9メートルで、監視員らはいなかった。引率教員2人が危険性の認識を欠いたため、遊泳の判断が生徒に委ねられたことが事故の要因の一つとした。
さらに法律に基づく学校安全計画や危機管理マニュアルが作成されていなかったことも判明。報告書は「学園の危機管理意識・体制の不十分性は深刻なレベルであった」と断じた。学園はホームページで「事故は本法人に全ての責任がある。全ての関係者に心よりおわびする」と掲載した。
事故は昨年7月21日(現地時間)のビーチ遊びで、男子生徒が砂浜から沖合にある浮島まで泳いだ際に溺れ、28日(同)に死亡した。浮島までの距離は少なくとも50メートルあったとされる。




