「看たまブックス」の第2号をPRする野村奈々子さん=岐阜市内

 岐阜大看護学科の学生が、同じ看護学生や医療職を目指す中高生に向けたフリーペーパー「看たまブックス」の第2号を発行した。運営する看護学生向けのウェブメディアから、多方面で活躍する看護師のインタビュー記事を抜粋、収録した。経費150万円は民間の企業、事業者の広告を充てた。

 学生は、医学部看護学科4年野村奈々子さん(22)=名古屋市=。2019年から看護学生向けのウェブメディア「看たまノート」を運営している。「看たま」は「看護師のたまご」を略した造語。紙媒体の影響力の強さに魅力を感じ、昨年3月、「看たまブックス」を創刊、第1号を発行した。

 第2号は、名古屋市で放課後等デイサービスを運営する医療・福祉系ベンチャー代表の元看護師、オランダで在宅ケアを手がけるグループ所属の看護師ら4人のインタビューを収録。看護学生の1日を追った特集記事も掲載した。第1号の発行の経費は岐阜大の学生支援制度を活用したが、第2号は医療系民間企業の広告を充てた。

 第1号の発行後、医療系ベンチャーにウェブの運営事業を譲渡。自らは編集長を務め、看護学生や看護師らライターとチームで運営している。現在就職活動中という野村さんは「看護学生による看護学生のためのメディアという位置づけなので、看護学生にこの先を任せたい」と編集長の後任を探している。

 「看たまブックス」第2号はB5判、20ページ。10万部の発行。今月下旬、全国の看護学校へ配布する。ウェブで配布先を募っている。