毎年3月、甲子園球場で開幕する「全国選抜高校野球大会」(通称・センバツ)。ニュースでは「出場校が決定!」と大きく報じられますが、「夏の甲子園と何が違うの?」「どうやって出場する高校を選んでいるの?」と思ったことはないですか? センバツは全都道府県から代表校が出る夏の大会とは違う仕組みで出場校が決まります。岐阜県内の高校が甲子園切符を手にするまでの流れや仕組みについて、岐阜新聞デジタルのベテラン記者「ハスキー先輩」と、野球初心者の新人「ミケちゃん」と一緒に、ひもときましょう!

今年の秋季東海大会の組み合わせ、岐阜県勢3校の展望は?【森嶋ルポ】を読む

※一部の画像はAIを活用しています

夏の甲子園の予選とは違う?
「地区ごと」に争う春のセンバツ

ミケちゃん ミケちゃん
先輩、春の甲子園「センバツ」のことで聞きたいんですが… 私、ずっと不思議だったんです。春の甲子園って予選のニュースをあまり見ない気がするのに、どうやって出場校を決めているんですか?
ハスキー先輩 ハスキー先輩
いいところに気がついたね! 春の甲子園は「前の年の秋に行われた公式戦の成績」を中心に選ばれるんだ。夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)とは大きな違いがあるんだよ。
ミケちゃん
えっ、夏と違うんですか? 夏はたしか、岐阜県なら岐阜県の大会で優勝した1校が出場しますよね?
ハスキー先輩
その通り! でもセンバツには都道府県ごとの決まった代表枠がないんだ。代わりに「地区ごとの枠」をみんなで争う仕組みになっているんだよ。岐阜県は「東海地区」に所属しているよ。
ミケちゃん
じゃあ、岐阜県の高校がセンバツに出るにはどうすればいいんですか?
ハスキー先輩
まずは秋季岐阜県大会で上位3校に入り、秋季東海地区大会への出場権を獲得することが第一歩だ。

秋季東海地区大会は岐阜・愛知・三重・静岡の4県の上位校(各県3校、計12校)が集まるトーナメント戦なんだ。
ミケちゃん
4県の強豪12校が集まるんですね! その東海大会で何位までに入れば甲子園に行けるんですか?
ハスキー先輩
東海地区に与えられているセンバツの出場校の枠は、原則として「3枠」なんだ。

だから、東海大会で決勝に進んだ「優勝校」と「準優勝校」の2校は、出場がほぼ確実視される。そして残りの1枠は、準決勝で敗れた2校のうちのどちらか1校が選ばれる可能性が高くなるんだ。
ミケちゃん
なるほど! 4県で3つのイスを取り合うから、県大会で優勝しても出場できるわけじゃないんですね?
ハスキー先輩
そうなんだ。ただ、11月に行われる秋の全国大会「明治神宮大会」で、もし東海地区の代表校が優勝すると、ご褒美として東海地区に1枠プラスされて「4枠」に増えることもあるんだよ。そうなると、ベスト4に入った2校ともに出場のチャンスがぐっと広がるんだ!

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