旅客機の事故を想定し、機内から救出された負傷者を運ぶ訓練=15日午後、成田空港

 成田空港で15日、旅客機が着陸に失敗して多数の負傷者が出たとの想定で、中型旅客機ボーイング767を用いた大規模訓練が行われた。成田国際空港会社(NAA)や地元消防、陸上自衛隊など約1100人が参加。迅速な消火や救護活動の手順を確認した。

 空港内の整備地区を滑走路に見立てた。平日の昼間に旅客機が横風にあおられて着陸に失敗し、滑走路にエンジンを接触させるなどして火災が発生したと想定した。今回初めて車内で会議が開ける指揮車両を使った。

 訓練では、消防隊員が消防車から放水。次々と乗客乗員が脱出し、救助隊員が機内から負傷者を抱えて外に出て担架に乗せた。けがの程度を聞き取り、救急救命士が治療の優先順位を決めるトリアージを行い、重傷者を速やかに救急搬送した。