飛べない鳥として知られ、沖縄県北部の森林に生息する絶滅危惧種ヤンバルクイナの精子を凍結保存し、人工授精に成功したと大阪公立大などのチームが15日付の国際学術誌に発表した。ふ化はできなかったが、直前まで成長できていた。絶滅回避の手段として期待される。
ヤンバルクイナは一時期は絶滅寸前まで減った。マングースの防除などによって約1500羽まで増えたという。凍結精子で人工授精ができれば、近親交配を避けて遺伝的な多様性を保ちつつ数を増やせる可能性がある。
鳥類は精子と排せつ物を同じ穴から出し、混ざると精子の質が下がる。チームは、排せつ後に背中を優しくなでると、麻酔無しで排せつ物が混ざらない精子を採取できると発見した。





