武部新農相は15日に農林水産省で開いた就任会見で「食料安全保障を強化するため、国内外で需要拡大を進める」と意欲を語った。農林水産業を取り巻く状況が「国際情勢の不安定化や農業者の急減など大きく変化している」とも述べた。生産性や付加価値の向上を進めることで供給力を強化すると強調。約1カ月で更迭された簗和生前農相を念頭に「公平性、透明性を持って(行政を)推進する」と誓った。
ジャガイモの一大産地である北海道を地盤とし、米国産ジャガイモの輸入解禁協議への対応も注目される。武部氏は「相手国の期待や要請があるのは承知しているが、悪影響のある病害虫の侵入を食い止めるために協議をしていく」と強調。現場から懸念の声が届いており「重要な課題局面に直面しているという認識だ」と説明した。
コメ政策を巡っては「全ての関係者が大きな危機感を持って『需要に応じた生産』を進めることが大事だ」として、従来通りの農政を引き継ぐ方針を明らかにした。








