発射地点に移動するH3ロケット10号機=19日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、火星衛星探査計画「MMX」の探査機を搭載したH3ロケット10号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターの発射地点へ移動させた。20日午前4時41分3秒に打ち上げ予定。

 全長約63mのH3ロケット10号機は専用の運搬車両に載せられ、19日午後1時半ごろから約30分かけて、組立棟から発射地点までの約400mを移動した。

 MMXは日本が主導する国際共同探査。火星の衛星フォボスに着陸して砂などを採取し、世界で初めてとなる試料持ち帰りを目指す。地球への帰還は2031年7月を見込む。

 MMXは当初、24年に打ち上げられる予定だったが、H3ロケット1号機の失敗により延期された。