血液や尿に含まれるDNAなどから複数のがんの兆候を調べる「多がん種早期検出(MCED)検査」について、日本癌治療学会は22日、既存の臓器別検診の代わりにはならず、補完的な位置付けでの使用を推奨するとの見解を公表した。自由診療で広がりつつあるが、正しく判定する力は、がんの種類や進行度、大きさによって異なることなど、検査の限界について十分に理解するよう求めた。

 学会によると、MCEDは血液や尿、唾液など単一の検体から複数のがんが存在する可能性や、最初にがんが発生した部位などを推計する新しい検査。主に症状のない健康な成人を対象として複数企業が開発しており「50種類以上のがんを調べる」とうたう検査もある。