2026年10月23日
公益財団法人 博報堂教育財団

公益財団法人 博報堂教育財団は、第57回「博報賞」の受賞者を決定し、本日発表いたしましたのでお知らせいたします。

本年度は 博報賞:12件、功労賞:7件、奨励賞:10件 が選出されました。なお、贈呈式は本年12月11日(金)、日本工業倶楽部(東京都千代田区)にて実施予定です。

 

■「博報賞」とは

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的として、1970年の財団設立とともにつくられました。「ことばの力を育むことで、子どもたちの成長に寄与したい」という思いを核に、日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、活動が末永く継続・拡大できるよう、その成果を広く発信する支援も行っています。

 

■ 対象となる活動領域と選考

日本国内在住の6~15歳 (特別支援教育は4~18歳) の子どもたちに対する、「国語教育」「日本語教育」「特別支援教育」「日本文化・ふるさと共創教育」「国際文化・多文化共生教育」「独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動」の6領域に関連する活動を対象としています。

選考については、推薦資格を有する第三者(各自治体の教育長、学識経験者など)により推薦を受けた候補者の中から、審査委員会(委員長:滝川国芳 京都女子大学教授)において選考・決定されます。

 

■ 贈賞の内容

博報賞は、子どもたちの主体性を引き出し、すばらしい成果をあげている先駆性・独自性のある教育実践で、波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献に贈られます。さらに、博報賞受賞者のなかで特に優れた活動には、文部科学大臣賞も併せて授与されます。

また、博報賞には及ばないものの、一定以上の功績をあげている長年の貢献には功労賞を、今後の活躍に期待ができる活動には奨励賞を設けております。

受賞者には、正賞(賞状)と副賞金をお贈りします。各受賞者への副賞金は 博報賞:100万円、功労賞:50万円、奨励賞:30万円としています。

 

■ 本年度(2026年度)の受賞者

博報賞:12件 (うち2件は、文部科学大臣賞も併せて受賞)、功労賞:7件、奨励賞:10件

受賞者および活動タイトルは、以下のとおりです。

 

 

第57回 (2026年度)「博報賞」受賞者一覧

◆博報賞・文部科学大臣賞 2件

都道府県 受賞者名 活動タイトル

福島県

檜枝岐村立檜枝岐中学校

15歳の離村を支える山人文化教育

~歌舞伎と名峰登山で育む究極の郷土愛と非認知能力~

宮崎県

宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校

天に学び地に学び人に学ぶ、感動と感性の教育とフォレストピア探究30年

 

◆博報賞 10件

岩手県

盛岡市立城南小学校

学びの実感をもち、自ら学び続ける子どもの育成

東京都

清水 良

(東京学芸大学附属世田谷小学校 教諭)

わたしのお弁当自慢

新潟県

小川 高広

(上越市立板倉小学校 教頭)

物語を演じ、ことばを身体で実感しながら自立した読者へ成長する国語授業

福井県

福井市安居中学校

AGOむすび

~地域と人、過去と未来をつなぐ町づくり~

愛知県

岡崎市現職研修委員会 図工・美術部

造形おかざきっ子展

愛知県

特定非営利活動法人 アジャスト

外国につながる子どもたちの学びと

進路を拓くさくら教室

兵庫県

NPO法人 棚田LOVERS

棚田が育む「ことば」と生きる力

~自然・人・ふるさとが子どもを育てる~

広島県

広島県立三原特別支援学校 大崎分教室

島民をつなぐカフェ

~応援したくなる学校から共に地域を創るパートナーへ~

山口県

柳井市立伊陸小学校

ふるさとを愛する伊陸っ子の育成

~伊陸神楽を通して~

熊本県

森内 和久

(尚絅中学校・尚絅高等学校 講師)

人と社会を結ぶ

ART&ENGINEERING「架け橋プロジェクト」

 

◆功労賞 7件

北海道

登別市立登別中学校

地域と共に歩む生徒が主体的に取り組む伝統芸能「熊舞」の継承

宮城県

奥平 大和

(大郷町立大郷小学校 講師)

食の担い手を未来につなぐ食育教育
~食の素性と共食に学ぶ食育実践~

千葉県

吉田 隆

(松戸市立矢切小学校 校長)

「音読大賞」全校のみんなにあなたの音読を聞いてもらおう!

東京都

中野区立鷺の杜小学校

鷺宮方式による音読・暗唱の主体的な学習

〜学校と地域の連携と協働による〜

山梨県

早川町立早川北小学校

開校50年のバトンを5人でつなぐ!
地域を愛する心を育む伝統の民話劇

山口県

山口市立大殿小学校

未来に輝き羽ばたけ!大殿ホタル!
~学校と地域で守り続けた軌跡~

宮崎県

西都市立茶臼原小学校

相信相愛の心で拓く地域の輪
~三者連携の体験教育と世代を超えた環境愛護~

 

◆奨励賞 10件

東京都

三井田 裕樹

(筑波大学附属駒場中高等学校 教諭)

数学の魅力を、カタチに

神奈川県

守屋 みなみ

(横浜市立永田台小学校 教諭)

「夢中になって学び続ける子ども」の育成に向けて

福井県

坂井市立丸岡中学校

丸岡LOVERS(ふるさと探究学習)

山梨県

身延町立身延中学校

読書活動を基盤とした学習文化の形成

~ことばの力の育成を図る取り組みを通して

京都府

紫野小学校区イベント実行委員会

小学校統合を契機とした子ども主役の地域協働実践プロジェクト

大阪府

古樋 咲世

(大阪府立中央聴覚支援学校 教諭)

「自分を語ることば」を紡ぐ
~聴覚支援学校の通級指導教室の実践~

大阪府

秋吉 和紀

(関西大学第一中学校 教諭)

読書活動を内包した創作活動の試み

〜短歌創作を中心に〜

兵庫県

姫路市立安富中学校

安富町花あじさい復活プロジェクト

広島県

上山 朋子

(盈進中学校 読書科主任)

「読書科」の共育改革10年の歩み

山口県

藤井 明美

(山口市立仁保小学校 教諭)

ここだからできる学習をDCAPサイクルで行い主体的に生きる子どもを育む

(敬称略/各賞都道府県順)

 

詳細は下記、公益財団法人博報堂教育財団ホームページからご覧いただけます。

https://www.hakuhodofoundation.or.jp/prize/recipient/img/hakuhosho_57th_list.pdf

 

公益財団法人博報堂教育財団は、児童に対する国語教育と視覚・聴覚障がい者に対する教育を助成し、あわせてその活動に関する調査研究を行うことで、健全な人間形成に寄与することを目的に、1970年に設立されました。

財団設立時から続く優れた教育実践活動を顕彰する「博報賞」をはじめ「児童教育実践についての研究助成」や「教職育成奨学金」など、「子ども」「ことば」「教育」を領域とした多様な活動を行っています。