米ホワイトハウスの会合で話すヘグセス国防長官=21日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポストは22日、ヘグセス国防長官のスタッフらが2月、アイゼンハワー元大統領が使用したとされる地球儀を長官の執務室に運び込もうとした際、落として破損させたと報じた。歴史的に重要な物品は通常、専門家の監督下で慎重に運搬するが、政府機関の一部閉鎖の影響で連絡が取れず自分たちで運んだとしている。

 同紙によると、ヘグセス氏は地球儀の歴史的価値に魅力を感じていた。執務室への搬入をヘグセス氏自身が命じたかどうかは不明。

 破損したのはアイゼンハワー氏が参謀本部の幹部だった第2次大戦中の1942年ごろに使用していたとされる直径30インチ(約76センチ)の地球儀。落とした際に台座とぶつかり、南極付近に幅数インチの裂け目ができた。現在修理中だとしている。

 元米軍関係者は同紙に対し、ヘグセス氏がアイゼンハワー氏の功績に憧れているものの「地球儀が謙虚さや知性、判断力を授けてくれるわけではない」と指摘した。