福岡県議会の蔵内勇夫前議長

 福岡県は28日、金銭授受疑惑を巡って議員辞職した県議会の蔵内勇夫前議長が推進し、県が同調してきた施策「ワンヘルス」関連の総事業費が、本年度までの5年間で計約4378億円に上ったと報告した。県は必要性や妥当性を検証する。

 行政改革審議会で明らかにした。ワンヘルスは人と動物の健康を一体的に考える理念。総事業費のうち、ワンヘルスの推進を主目的とした部分が約59億円で、残りは付随する道路整備などだった。審議会は、蔵内氏が所長を務める「アジア獣医師会連合ワンヘルス福岡オフィス」の運営費用に対する県の負担額などを優先的に検証する方針を確認した。

 服部誠太郎知事は8月、未着手事業の凍結と審議会での検証を表明していた。