豊橋市
 豊橋市在住・在学・在勤の15~25歳の若者で構成される「豊橋わかば議会」で昨年度政策提案があり、令和8年度事業化された若者向けの防犯啓発事業「自分で自分を守りんよ」の啓発ブースが令和8年10月25日(日)、豊橋市内にある豊橋創造大学の「第31回創造祭」に設置されました。
 啓発ブースには、昨年度政策提案をした若者委員3名のほか、この事業に賛同してくれた豊橋創造大学短期大学部 田原ゼミの学生や豊橋警察署の警察官も参加。身近に潜む犯罪を自分事に感じてもらうため、若者委員が中心になって考えたクイズに回答してもらったり、独自にデザインしたチラシを配布したりして犯罪に巻き込まれないよう呼びかけました。



 今回の防犯啓発を実施するまでの経緯などを、企画に携わった3名の若者委員、金山さん(大学3年)、袴田さん(高校3年)、高野瀬さん(高校3年)に聞きました。
 防犯ブースを企画しようと思ったきっかけは、「市や警察署などが様々な媒体で発信しているが、受け取る側の問題意識が低いことや、そもそも発信されていることを知らない人がいること」だったといい、事業を計画していく中で「学校などで防犯教室があるが、講義で難しい内容が多く身が入らず、自分事として捉えにくい」という課題が浮き上がってきたそうです。
 そこで、「若者が防犯を自分事として捉えられる」ような啓発を、若者に来てもらいやすい文化祭や学園祭で実施することを企画。配布するチラシのデザインや、参加者に新たな気付きを与えられるようなクイズを考えました。

若者委員がデザインを考えたチラシ。オモテ(ピンク色の面)は、可愛らしい色やイラストで手に取ってもらいやすいように、ウラ(黒色の面)は、知らないうちに犯罪に加担してしまう可能性を注意喚起するものとなるように工夫した。



 展示されているクイズの内容も、「若者が巻き込まれやすい犯罪」や「意外と法律違反になってしまう行為」など、若者に向けた内容を意識して作成しました。取り上げた話題はフリマアプリやSNSに関することなど、身近なことが中心。チラシの内容についても、インターネット上の画像や音楽を許可なく使用すると著作権法に抵触する恐れがあるなど、ついやってしまいがちな行為を取り上げました。





 また、会場内には注意喚起のための仕掛けをしました。おもむろに掲示された二次元コードを読み込むと、注意情報が表示される豊橋市役所のHPに繋がります。今回は何の問題もないリンク先でしたが、場合によってはスマートフォンの情報を抜き取られたり、詐欺に繋がるHPに誘導されることも。生活の中の様々な場面で二次元コードを読み取る機会が多い一方、安易に読み取ってしまう事への危険性を体験してもらう展示です。


 啓発ブースの後半では、豊橋警察署の警察官による「護身術体験」も実施。これも若者委員の発案によるもので、参加者は、急につかみかかられた時の逃げ方だけでなく、詐欺電話がかかってきたときの対処方法なども教わることができました。




 3名の若者委員は、この啓発ブースを通して「犯罪のトレンドを知って安心感を得る一方で、犯罪が思っているよりも身近にある危機感を持ってほしい」「いつでも犯罪にあう可能性があることを、若い世代にも知ってほしい」とコメントしました。

入り口には「ホワイト案件」「高額案件・即日即金」などの文字。札束に見える啓発グッズを選定するなど、ブースの飾りつけにもこだわった。





 今回の啓発ブース設置を受けて、豊橋市役所安全生活課の担当者は、「若者に防犯を呼びかけたいという思いは以前からありましたが、なかなかきっかけがありませんでした。今回の事業では、直接若者に呼びかけることができるので、非常に有意義だと感じています。特殊詐欺は、高齢者がターゲットになっていると思われがちですが、実際は多くの若者も被害にあっており、スマホを持っていれば誰もが被害者になりうる犯罪です。今後も機会があれば、若者への啓発を実施していきたいと考えています」とコメントしました。

 若者への防犯啓発「自分で自分を守りんよ」は、令和8年10月31日にも、豊橋市内の高校の文化祭で啓発ブースを設置します。

豊橋わかば議会とは

「私たちが住む豊橋をもっとすてきなまちにしたい!」という豊橋の未来を担う若者たちの夢や思いをまちづくりに生かすため、令和2年度に「豊橋わかば議会」をスタートしました。豊橋市に在住・在学・在勤する、中学生を除く15~25歳の「若者委員」20名で構成され、令和8年度は第7期の皆さんが活動しています。
 わかば議会は、「若者委員」が豊橋をより良くするためのアイデアを出し合い、ワークショップを通して議論を重ね、事業として市に提案する取り組みです。
 これまでに、「コラボしてラボしよう!」、「アオハル防災キャンプ」、「シニア向けスマホ教室 まごのて、お貸しします!」などが若者委員によって提案され、事業化されました。
 今年度の豊橋わかば議会の様子は、インスタグラム(https://www.instagram.com/wakabagikai)で随時配信しています。
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