広島市の松井一実市長と長崎市の鈴木史朗市長は30日、高市早苗首相と官邸で面会した。11月30日から米ニューヨークの国連本部で開かれる核兵器禁止条約の第1回再検討会議に、日本がオブザーバー参加することを要請し「核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けた推進力」になることを求めた。
鈴木市長によると、高市首相は核兵器禁止条約の重要性に触れつつ、安全保障の確保と核軍縮の実質的な進展の観点から「慎重に対応する必要がある」と従来の見解を述べるにとどめたという。
鈴木市長は「新しい発言がなく残念に思う。引き続き被爆地の思いを伝えていきたい」と話した。松井市長は「オブザーバー参加の決断を強く期待する」と述べた。
首相に手渡した要請文では、核保有国が当事者となる武力紛争が続いているとして「各国の為政者が核兵器の非人道性を軽視した言動を繰り返せば、第三のヒロシマ・ナガサキを作り出すことになりかねない」と危機感を訴えた。









