【ニューヨーク、ワシントン共同】トランプ米大統領は30日、不正アクセスによる暗号資産(仮想通貨)取引大手バイナンスの巨額盗難事件を巡り、北朝鮮の関与を調べていると明らかにした。ホワイトハウスで、北朝鮮のハッカー集団による犯行かどうか問われ記者団に「分からない、調査中だ」と答えた。
また、バイナンスのリチャード・テン共同最高経営責任者(CEO)は30日、調査で把握した攻撃手口の概要を公表した。複数人が関与し、システム上で暗号資産を送金する権限を不正に取得。攻撃しながら痕跡を消す仕組みも使い「追跡が難しい」と指摘した。
テン氏が同日、X(旧ツイッター)で最新の状況を説明する動画を公開した。当初は技術者のパソコンが不正アクセスを受け、社内システムに侵入する踏み台に使われたとみていたが、追加調査でほかにも侵入箇所を見つけた。送金権限はバイナンスの通常の承認手続きを経ずに取得された。
テン氏は「複雑な攻撃だった」と述べた。盗まれた資産の回収と攻撃者の特定に向け、捜査当局などと連携しているとした。







