関東地方を中心に記録的な大雨をもたらした9月の台風25号で、最も雨量が多かった地点の降雨は、地球温暖化の影響で20〜40%増えたとの分析結果を、東京大や京都大の研究者らによる「極端気象アトリビューションセンター(WAC)」などのチームが31日までに発表した。
チームは、大気中で降水となり得る水蒸気量の分布が台風25号に似た事例を選び、現在と産業革命前を比較。温暖化により、水蒸気量が9%増加したことが示された。台風25号が通過した海域の海面水温は、産業革命前と比べて2〜3度ほど高いことも判明した。
関東地方全体で平均すると台風25号と同程度の雨量は3年に1度ほど起こると見積もった。地点ごとの発生間隔は、東京都・伊豆大島では約20年、千葉県船橋市と我孫子市では約60年、神奈川県三浦市では約150年だった。
チームは、台風の頻度や強度への温暖化の影響は比較的小さかった一方、台風と秋雨前線がもたらした雨量への温暖化の影響はより大きかったと結論付けた。





