勢いよくスタートする県警新人警察官=岐阜市夕陽丘、県歴史資料館
勢いよく駆け出す県警新人警察官=岐阜市夕陽丘、県歴史資料館前

 今年4月に採用された新人警察官が金華山(岐阜市)の山頂までを駆け抜ける県警察学校(関市希望ケ丘町)の恒例行事「金華山早駆け競走」が26日行われ、参加した116人が力走した。

 大会は警察官に求められる体力と不屈の精神力を養う目的で、1937年から続く。今回は、大卒と大卒以外の2部門を午前と午後に分けて、実施した。

 参加者は6、7人の班に分かれ、岐阜市夕陽丘の県歴史資料館前から勢いよくスタートした。悪天候の中、山頂の岐阜城まで通ずる「七曲がりハイキングコース」(距離約1・8キロ、標高差約300メートル)を力の限り駆け抜けた。

 初任科第447期生総代の殿垣内文哉巡査は「苦しかったが、同じ志を持つ仲間と走れてよかった」と振り返った。

◆本紙記者体験ルポ 体力奪う悪天候、決死のゴール

 降り出した雨の中、新人警察官の登竜門「金華山早駆け競走」に、今春入社した記者も挑み、完走を目指して約1・8キロの山道を駆けた。

 小、中と剣道で鍛えてきたとはいえ、最後の長距離走は高校での持久走。体力には自信がなかったものの、完走できると信じて挑戦した。

 スタート地点から500メートルが過ぎたころ、息が切れ、足取りは重くなった。階段が多く、降りしきる雨で登山道はぬかるみ、記者の体力を奪っていった。

 後ろから追い抜いていく警察官に「ファイト」と声をかけられたのに奮起し、決死のゴール。結果は、28分34秒だった。「よく走った」「お疲れ」の言葉に達成感で満たされた。

 新人警察官の懸命に走る姿は頼もしかった。地域の安心、安全を守る彼らの今後に期待したい。